台風14号接近前 落合川

2021年9月18日に早朝、西日本に台風14号が接近し、関東地方には温帯低気圧に変わってから近づいてくるということでした。朝は雨は降っていませんでしたが、深夜は大雨が降っていました。都市型の中小河川は、大型河川よりも川幅が狭いために、いつもは浅くて、穏やかな流れ川ですが、台風などの大雨の時は河川の増水に注意する必要があります。

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落合川の濁流

 台風14号が九州を通過して近畿地方に向かっているという情報をがニュースが流れていました。しかし、深夜から明け方にかけて大雨が降ったこともあり、雨がやんでいても落合川下流は、水位がかなり上昇していました。普段見えている水草や川岸の植物などは水位の上昇で濁流のなかです。落合川周辺の注意報はとくに出されていませんでしたが、短時間でも大雨が降るとこんなに水位が上昇することが分かりました。下の写真のように、翌日にはいつもの穏やかな川に戻りました。

                  翌日の様子

 普段、ほとんど川の流れがない上流付近まで行ってみました。上流付近はそれほど、水位の上昇が見られませんでした。下流にいくほど、周りの水を取り込み水位が上昇しているのでしょう。道路から川に水が流れているところがいくつかありました。

黒目橋調節池 都市型水害の対策 

落合川 黒目川には調節地があります。「黒目橋調節地」という東久留米スポーツセンターの地下に大規模な調整池が完成しました。過去に浸水被害で悩まされていたこともあり、両河川が洪水によって浸水被害がおきないように、洪水時に調節池に水を取り込みます。

また、市民に水防に対する意識を高めてもらったり、いざというときの備えや対策をしてもらうために、水防訓練なども年に1回行っています。(現在新型コロナ感染のため開催は見合わせています)。市民の憩いの場である川ですが、大雨がふったら川遊びはやめてすぐに避難することも大切です。

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