冬の落合川を散歩して野鳥観察

 落合川は湧き水が流れ込んでいるため、冬でも水温が低くならず、朝は川から蒸気が出ています。早朝に散歩して川から出ている白く霞みがっかた川辺を歩くととても幻想的な雰囲気です。特に気温が下がった朝に早起きして散歩してみてはどうでしょうか。野鳥もたくさんいます。近くで様々な野鳥を観察できる川が東京の住宅街の中にあるのですから、すばらしいです。ここでは、冬の落合川を散歩して見つけた野鳥を紹介していきます。

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コサギ(白鷺)

 落合川の遊歩道を歩いていると、コサギを見つけることができます。サギの中では小さめで真っ白は羽毛でおおわれおり、くちばしが黒です。比較的同じ場所にいるようです。川の中の魚を見つけて補食している瞬間を見ることができるため、ゆっくり観察してみると面白いです。落合川は小さい魚しかいないように思われますが、コサギは結構大きめな魚も捕まえて食べています。

カワウ(川鵜)

 頭を水の中に入れて泳ぎ、川魚を探している姿をみることができます。落合川ではそんなに多くの数は見られませんし、群れで魚を探している場面はあまり見られません。川鵜はアユやウグイなどの魚を好んで食べ、特にアユを捕食しすぎて地方の漁業関係者からの被害報告も出ています。落合川では数も多くないため、川魚が減るということはないと思います。春から夏は沿岸部で魚を補食しているため、落合川には秋から冬の期間だけカワウがやってくると思われます。どれくらいの期間に何匹くらいのカワウがいるのか今後調べて見たいと思います。

ダイサギ(大鷺)、アオサギ(青鷺)

 落合川で見られる冬鳥です。コサギ(白鷺)よりも体が大きく、日本では最大級のサギです。ダイサギは、首が長く、くちばしの色が冬は黄色で夏は黒色になります。比較的簡単に見つけることができますが、アオサギは数は少なく、たまに見ることができます。体の色は灰色に青みがかかったという感じです。ダイサギ、アオサギはコサギよりも警戒心が高いのか、音を立てて近づくとすぐに飛んでいってしますことがあります。

      

ヒドリガモ(緋鳥鴨)

 落合川の渡り鳥(冬鳥)です。特徴はオスは、頭部にクリーム色のラインがあり、全体的に羽毛がカラフルです。メスはカルガモなどと見分けがつきにくいですが、くちばしの先が黒く、他の部分が灰色です。基本的に群れで生活しているために、オスのヒドリガモトと一緒にいるのですぐに分かります。ちなみにカルガモは渡り鳥ではなく、くちばしの先が黄色で年中生息しています。

都会で見られる野生の野鳥園

 このほかにも野鳥をたくさん見ることができます。落合川にはカワセミも生息しており、まれに見ることができます。カワセミは綺麗な川にしか生活できないため、地方の清流では見られますが、こんな都心に近い川で見ることができるです。それだけ落合川はきれいな川だということですね。これからもこの川を汚さずに生き物が住みやすい環境を守っていきたいですね。

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